前回の紹介では、太平洋セメント埼玉工場裏手の高架の起動部分を紹介した。(地図3-5)
最後のブツっと着れたガードの先は、軌道はあいまいな感じになるも、いままでの軌道の延長部分にはまっすぐと進む軌道跡とおぼしきものが追跡できた。
ところが、これを追うと、廃棄物処分場につきあたり追跡ができなくなった。
止むなく大きく迂回し反対側に回ってみるも、まるで軌道がわからない。この界隈は、中東京変電所と新所沢変電所の間の鉄塔天国であり、よく訪ねていたりはしたのだが、軌道などはみた覚えもない。
そこで、ゴール地点であるはずの西大家駅へ向かい、逆に辿ってみることにした。
駅付近をうろつくも、はっきりとした軌道はみつからず、駅を起点に太平洋セメント方面へと進む道をさがす。
これか!
この地点から西大家方面に戻ってみるとこれ。
なるほど、たしかに西大家に繋がっていそうだ。
しばらく軌道に沿って太平洋セメント方面へと流してみると、こんな遺跡をみつけた。
廃通学バスと廃ベンツ(略して排便-笑)である。
さらに流すと、先に迂回して軌道をロストした当たりに出た。そこには小さな広場があり、何やら木材が積まれている。
材木としては、なんとも使えない大きさの木材.... おお、枕木ではないか。
そうなると、というわけで、周囲を探してみるとレールが落ちている。
そうして、処分場の部分は追えなかったものの、晴れて高麗川駅から西大家駅までの追跡が完了した。
なんにせよ、全線制覇できたといのは感慨深い。
線路あり、ガードあり、踏切あり、とモニュメント豊富な太平洋セメント埼玉工場専用線探索は、ここで終わり、帰路についたのであった。