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秩父鉱業高本線・日本セメント東松山専用線探索:ガーダー橋
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採掘場を降り、高坂CCの周辺をなぞるルートを走る。
途中、ゴルフ練習場があり、ここに山側の道を発見したのだが、喪服の集団がおり、とりあえずはスキップして先に進む。走りながら山側をしても、明らかに軌道とわかるものは見えない。また、ときどき山へ向かう道もあるのだが、民家への私道のようでもあり近寄れず。
そうこうするうちに、道はT字路にあたる。そして、このT字路のわきに山へ続きそうな道を発見(地図8)。
この角には信号のようなものがあり、どうやら配水場(高本配水場)の制御表示版的なもののようであった。
T字路から上ると、すぐにそれは姿を表した。
鉄橋(ガーダー橋というらしい)だ!
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木は茂っているは、昨日の雨だったりで、足場は悪かったものの、なんとかルートを発見して軌道にのぼってみる。
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中央の鉄板部はガタガタして踏み抜いてしまいそうな感じではあったが、鉄骨部分はしっかりしたもので、私の体重にも耐えてくれた。
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ガーダー橋の前後は、わりと荒れた感じの少ない軌道が続いていた。あとから考えれば、このガーダー橋を起点に、軌道を歩いて探索してみればよかったとも思ったのだが、そろそろ体力的にヘロヘロとしはじめていた私は、坂を降りて先に進んでしまった。うーん、ここまで来たのに残念。

(まだまだ続く)
# by honda_xr250 | 2011-10-26 09:59 | 廃線/廃道/廃隧道
秩父鉱業高本線・日本セメント東松山専用線探索:岩石採取場
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前回は関越道を越える陸橋にたどり着けたのだが、屈強な竹やぶで軌道の追跡を阻まれてしまった。ということで、一旦戻り、さらに関越下る方向へと進んだ上で、関越をくぐり県道を進む。目指すは、地図で「岩石採掘場」と記載されているポイントである。
県道を流していると、唐突に、「秩父鉱業東松山鉱業所」の看板(というか棒状のもの)が現れるので、左折して坂を上ると、間もなく、鉱業所に到着する(地図6)。
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頂上付近には鉱業所の看板と、敷地へのゲートと操車スペースが表れる。手前には神社(葛袋神社)と公民館(葛袋公会堂)があるのだが、閑散とした雰囲気を漂わせている。
そして廃線のモニュメントとしては、これだ。
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巨大に育った雑草で、線路も軌道も確認はできる状況ではないが、まあ、これはプラットホームということで良いのだろう。思いのほか、屋根や柱がきれいなのにはびっくりさせられる。

採掘場自体はゲートがあり、立ち入りははばかれたわけではあるが、軌道は採掘場の方に向いているのは明らかでもあり、ちょっとだけ侵入させていただくことにした。(小さい声)
メインのルートは舗装された道があるのだが、見渡す限りの広さにはびっくりさせられる(地図7)。
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とても普通のデジカメで表現することのできない広さ。そう。富士の裾野の自衛隊演習場かという広い野原がそこには広がっていた。そして、豊穣に育ち放題の雑草は、こんな感じで育ち放題。
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とりあえず周囲を探索してみたものの、明らかな軌道はみつけることができず、またも戻ることにする。

連載はまだまだ続く。
次回はいよいよ廃線らしき見所が....かもしれない。
# by honda_xr250 | 2011-10-25 22:31 | 廃線/廃道/廃隧道
秩父鉱業高本線・日本セメント東松山専用線探索:関越道を越える
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前回の最終ポイントで、軌道にそった追跡ルートがなくなってしまう。この先は、関越道をまたぐことを事前情報で知っていたこともあり、とりあえず関越方向をめざす。広い道を下り方面に流していたところ、自動車整備工場の向かいに関越側に入れる狭い道をみつけ、番犬に吠えられながらも舵を切る。少し深い竹林を横目に、とうとつに関越道と陸橋が姿をあらわす(地図5)。手前からだと見通しが悪いので、トンネルをくぐり反対側からみた眺めがこちら。
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関越を跨いでおり、しかも架線のあとまで見える。
前日が雨だったので、ぬかるむ崖は恐ろしげな感じではあったのだが、崖をよじ上り、鉄橋直前までいって眺めた景色がこちら。
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orz ....厳重な網にびっちちと草が生い茂って、何も見えない。
別の陸橋を渡り、反対側に渡ってみた眺めがこちら。
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こちらから見ると、陸橋の名前も確認できた。「葛袋3号橋」とのことである。
手前側から見た時には確認できなかった起動部が草で覆われていることがわかる。

というわけで、最初のハイライトである、関越道陸橋は確認できた。
で、先に進もうと思ったのだが、軌道の盛り土ははっきりとわかるものの、ちと、先に進める状況ではなく、直進は断念。さらに迂回路を探すこととする。

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# by honda_xr250 | 2011-10-25 07:31 | 廃線/廃道/廃隧道
秩父鉱業高本線・日本セメント東松山専用線探索:旅立ち編
昨日は、予告と小さい写真だけ掲載してみたが、「高坂」と写真で気づいている方もいる通り、廃線探索に行ってきた。その名も秩父鉱業高本線・日本セメント東松山専用線(Wikipedia)なる、全長5.5kmの鉱業専用線である。
で、全長5.5km程度の旅をもったいつけるわけでもないのだが、何回かに分けて紹介する予定。
なお、「高坂 廃線」とかで検索すると、先達の情報が色々とでてくるので、参考とされたい。

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第一回目の今回は「旅立ち編」としよう。

出発地点は、東武東上線の高坂駅である。
「旅立ち」という割には、自宅を出て駅前ロータリーに到着したころには、既に20km近く走行してヘロヘロだったりもしたのだが、ここ数ヶ月、うじうじと気にしていた廃線の起点にようやくつけたのである。胸が踊る感じで、線路沿いを下り方面に進む。
東上線の線路が右に切れ、道路と離れつつある時に、ふと、道路脇の緑のレーンが気になった。なるほど、これがあれだな、とUターン。駅端の踏切(地図1)から撮ったのが、この写真。
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線路の左側の緑のスペースがわかるだろうか、これが軌道に違いない。
この軌道にそって進むと柵にはばまれて、さらに緑のレーン(地図2)がつづく。
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木に挟まれたトンネル状に軌道は続いている。無駄な雑草もなく手入れされているかのような軌道。線路や枕木こそないものの、しっかりと砂利がひかれており、明らかに軌道であったことを物語っている。

この軌道をしばらく進んでいくと公道にぶつかる(地図3)。公道の交差部分には、コンクリートの踏み台上のものが。鉱業専用線なのでホームってことはないと思うのだが、荷揚げとかする場所だったりしたのだろうか。
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さらに軌道を追跡すると、また、公道との交差点(地図4)にあたる。ここは、交差点手前にコンクリの塀のようなものが残っていた。なんとなくだが、踏切だったのかなあなどと思いを馳せてみる。
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ここまでは軌道、ないし軌道に沿って走ることができたのだが、ここからは軌道沿いのルートが通れず、迂回してみたところ、すっかり軌道をロストしてしまった。
さて、旅はここで終わってしまうのか?

次回は、「関越道を越える」の予定。
# by honda_xr250 | 2011-10-24 13:26 | 廃線/廃道/廃隧道
なかのひと